だから、工務店のブログを書くのは面白いのです

webライターというと、オウンドメディアの記事作成からスタートされる方が多いのではないでしょうか。
いつの間にか、工務店をはじめとする企業ブログの原稿作成をメインとするようになった私も、ライターを始めた当初はメディア記事を書く仕事が業務の8割を占めていたものです。
最初の1年くらいは企業ブログとオウンドメディア、両方の仕事を並行してこなしていましたが、やがて「ブログの方が面白い」と感じるようになり、仕事のボリュームを少しずつブログ記事の方へとシフトさせていきました。
そしていつしか、工務店のブログ更新をメイン業務とした会社を立ち上げるに至ったわけですが。

それでは、
「オウンドメディアとブログはどう違うのか?」
「なぜ、ブログの方が面白いと感じたのか?」
本日は、この辺りのことをライター目線でお伝えしていきたいと思います。

オウンドメディアとはそもそも何なのか

オウンドメディアというのは自社で保有する情報メディアのこと。
企業が不特定多数の人々に自社運営のサービスや製品を知ってもらうため、自社のカラーを前面に出すことなく、その分野に関する情報を発信していく媒体のことをいいます。
といっても、これは狭義の定義であり、自社サイトもすべてひっくるめてオウンドメディアと呼ぶ場合もあります。

が、ここでは「オウンドメディア=情報メディア」ということで、話を進めていきたいと思います。
住宅業界のオウンドメディアには、ハウスメーカーや工務店・建築設計事務所・デベロッパーなどのマッチングサイトや比較サイト、不動産物件を紹介するポータルサイトなどがありますね。

オウンドメディアに掲載されるコラムは、内容がすべての提携企業に当てはまる必要があるため、画一的で当たり障りのない内容になりがちなのが特徴です(カラーを出した記事は運営側から嫌われます)。
内容も同業他社のメディアと横並びで、同じキーワードで上位に表示される記事の構成を巧妙にパクりつつ、より内容を細かく、文字数を増やすことで検索トップ争いから抜きん出ようという戦いが日々繰り広げられています。

企業ブログはオウンドメディアと違うのか

ブログとは、自社のこと、自社の商品・サービスのことを知ってもらうための媒体で、ホームページコンテンツのひとつとして運用されます。
社員のプライベートを公開したスタッフブログをよく見かけますが、コンテンツマーケティングという観点から考えると、本来はもっとお客さまのためになる情報を発信していかなくてはなりません。

先にもお伝えしたように、広義でいうと企業ブログもオウンドメディアのひとつといえますが、その分野に関する情報を自社のカラーや知見を交えて発信していくという点で、オウンドメディアとは異なります。

なぜ、工務店のブログが面白いのか

ここまでで、すでに答えは出ていますね。
せっかくなので、オウンドメディアの記事を書く仕事に比べて、ブログ記事を書く仕事が面白いと感じた理由。
それを、今からもう少しくわしくお伝えしていきます。

会社によって着地点が違うから面白い

オウンドメディアの記事では、あるキーワードに対する着地点がほかの検索上位の媒体と同じでなければなりません。
しかし、あえて自社のカラーを出すブログ記事の場合、着地点がクライアントごとに違う場合も少なくありません。

たとえば、石油ストーブの記事を書くとしましょう。
A工務店は「石油ストーブを使うと結露するから、使わない方がいい」といいます。
B工務店は「石油ストーブくらいなら大丈夫だけど、その上でお湯を沸かしたりすると結露のリスクが高まる」といいます。
C工務店は「冬は乾燥するので、エアコンと併用するならむしろ加湿になってよい」といいます。
面白いことに、同じ性能重視の工務店さんでも回答は違っていたりするんですよね。
太平洋側の地域なのか、日本海側の地域なのかによっても、考え方が違うのかもしれません。

このように、同じテーマでオチの違う原稿をいくつも書くわけです。
当たり前のような顔をして。すべて、正解のような顔をして。
ここが、カメレオン企画のカメレオンたる所以。相手に合わせてコロコロ色を変えるのです。

デメリットの芽を摘むことが面白い

また、住宅業界では、ある会社がメリットとして謳っていることを、別の会社ではデメリットとして捉えている場合も少なくありません。

たとえば、基礎断熱。
D工務店は「基礎断熱だから足元から暖かい」ことをアピールしたい。
ところが、E工務店は「基礎断熱だとシロアリのリスクが高まる」といいます。

私のクライアントがE工務店だとすれば、シロアリによるリスクをやんわり指摘すればよいだけですが、もしD工務店がクライアントだったら?
デメリットなど無視して、「足元から暖かい」メリットだけをアピールすればよいと考えるライターさんもいるかもしれません。
だけど、そんなとき私は「シロアリのリスクに対しては、どのような対策をされていますか?」と、あえて突っ込んだ質問をします。
ちょっと嫌みったらしい質問なので、もしかするとD工務店の担当者はムッとしているかもしれません。
だけど、私のクライアントには揚げ足取りで競合他社に負けてほしくないのです。だから、足元をすくわれない対策が必要なのです。
そして、特別な対策をしていようといまいと、きちんと対策しているように見える原稿に仕上げます。
嘘は書けませんが、物は言いようですね。

競合他社を蹴落とすことが面白い

デメリットの芽を摘むのとは反対に、ブログを使って競合他社を蹴落としにかかることもあります。

私のクライアントが長期保証を導入している会社なら、当然、その安心感をアピールしますよね。
しかし、私のクライアントが10年保証の工務店だった場合は?
そのときは「なぜ、弊社では長期保証をつけないのか」をテーマに記事を書きます。
お客さま視点では30年・40年の長期保証はメリットとして捉えられがちなのですが、視点を変えれば長期保証はデメリットにもなり得ます。
そのデメリットを文章にすることで、長期保証のある競合他社を蹴落とすのです。

もう1つ、別の例を挙げてみましょう。
資金計画について。ブログ記事で「きちんと予算の範囲内で提案します」ということをアピールするだけで、競合他社を蹴落とすことができます。
「ご夫婦で一緒にローンを組んではどうですか?」
「ご主人の年収なら最大これだけローンを組めますよ」
という、とにかくお客さまから最大限に予算を引き出したいハウスメーカーや工務店は、まだまだ多いですからね。
逆に、できるだけ予算UPしたい会社がクライアントだった場合は、わざわざ相手を蹴落とすのではなく、ただ家の魅力を目いっぱいアピールします。
高い家には、やはりそれだけの魅力的があります。
「どうしても、この家を建てたい!」
と思ってもらうことができれば、多少の予算UPも許容してしまうのが人の心情というものなのです。

工務店さんにもブログ集客を楽しんでほしい

ブログの運用は、本当に楽しいです。
自社の魅力を最大限にアピールできるのが、ブログ。
対面営業では言えないこと、言いにくいことも、ブログを通せばやんわりと(いやらしくなく)伝えることができます。

「ブログはまだやったことがない」
「ブログはあるけど継続できていない」

という工務店さま。
これを機に、本格的なブログ運用に取り組んでみてください。間違いなく、御社のコンテンツの柱になるはずですよ。

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