工務店のブログ集客を阻む『ネタ探し』という巨大な壁…

工務店にとってブログがいかに大切なものであるか。カメレオン企画のブログを読んでくださっている方なら、すでにご理解くださっていることと思います。

しかし、ブログの必要性は理解しているけど、ブログ運用を始めようという気持ちもあるけれど、実行に移すことは容易でないのがブログ。
そもそも文章を書くのが得意でないという方もいるかもしれませんが、それ以上に工務店経営者や広報担当者を困らせるのが“ネタ探し”。
「ブログで何を書いたらよいのかわからない」という方は、とても多いです。
「お役立ち情報がいいんでしょ?」と最初の数か月は調子よく更新できても、やがてネタは尽き、ぴたっと更新が途絶えてしまう……。

そんなことにならないよう、今回はブログのネタ探しでお悩みの工務店経営者、広報担当の皆さまに向けて、工務店ブログのテーマ選びやネタ探しの方法についてお話させていただきます。

工務店ブログのよくある間違い

工務店のブログというと、スタッフのプライベートを綴った日記や現場の進捗を伝える記事をよく見かけます。
しかし、工務店ブログでは見込み客に対するお役立ち情報を発信するのが基本であると、これは以前にもお伝えしましたね。

だからといって、必ずしもプライベートなネタがNGというわけではありませんし、現場の進捗を伝える記事も書き方次第ではお役立ち情報としての効果を発揮します。
具体的にどうすればよいのか、例を挙げてみましょう。

私的な話題に住宅ネタを絡めてみる

たとえば、家族でキャンプに行ったときの話を書くとします。
タープの下でBBQをして、テントの中で一夜を過ごす。
これを「久しぶりに家族でゆっくり過ごすことができました」で締めくくるのは簡単ですが、ここで一工夫、自社で建てる家に絡めて話を膨らませていきます。
もし、あなたの会社が高気密高断熱の家を建てているのであれば、
「非日常だから、キャンプは楽しい。だけど、毎日の暮らしはやっぱり外気の影響を受けない、気密性や断熱性に優れた家で快適に過ごしたいのが本音です」
という具合に。
逆に、窓を開けて過ごす昔ながらの家を建てているのであれば、
「自然に溶け込む暮らしは、やっぱり心地いいですね。リビングに大きな窓を設けて広い庭やデッキをつくれば、休日のたびにおうちキャンプを楽しめますよ」
という感じ。

プライベートな話題を家の話に結びつけるというのは、意外と難しいことではありません。ぜひお試しください。

現場日記にコラムの要素を入れる

「〇〇邸に断熱材が入りました!」
だけでは、ほとんどの人は「ああ、そうですか」としか思いません。「このブログは役に立つから、また見にこよう」とは、おそらく誰も思わないでしょう。
こんなときは、どんな断熱材を使っているのか、どういうふうに納めているのかなど、施工の様子を細かく説明してあげます。
「なぜこの断熱材を使っているのか」も説明できると、もっといいですね。

今のネットユーザーは目が肥えています。
いかに隙間なく施工しているか、防湿・透湿はどうしているかなど、きれいに納まっていることがひと目でわかる写真付きで見せてあげると、それがお客さまにとってひとつの安心材料にもなりますよ。
また、施工中の写真はただ現場の風景だけを写すのではなく、作業中の職人さんや現場監督さんが写り込んでいるものにしてください。
「この会社では、どんな人が家を建てているのかな?」
というのも、お客さまにとって興味深いポイントのひとつですから。

工務店ブログは日記ではなくコラムである

コラムというのは、あるテーマに対して根拠に基づいた意見を述べる記事のこと。
よくあるSEO記事(検索エンジンで上位表示することを目的とした記事)のように、ただテーマに関する事柄を説明するのではなく、その工務店独自の考えを述べることが、もっとも重要なポイントとなります。

そんなコラムに適したテーマを、いくつか挙げてみましょう。

時事ネタ

ここ数年ブログのネタに事欠かないほど、建築業界は荒れに荒れました。
新型コロナウィルスによる影響、ウッドショック、ロシアのウクライナ侵攻にともなう値上げラッシュ。
地震や豪雨といった自然災害も、後を絶ちません。
大地震に耐えられる家とはどんな家なのか、床上浸水を回避するためにはどうすればよいのかなど、家づくりのプロとして情報を発信していきましょう。

季節ネタ

実際に災害が起きなくても、台風の多い時期には台風と家の強度について綴ってみたり、雪の降る地域なら雪と屋根の関係について語ってみたり。
夏冬は結露のこと、気密・断熱について、おすすめの冷暖房、熱中症やヒートショックにならない家づくりなど、ネタには事欠きません。
春には花粉症の症状を最小限に抑えるためのライフハックや、入学シーズンに絡めた学用品の収納について取り上げてみるのもいいですね。
秋は花粉症や寒暖差アレルギー、紅葉(庭づくり)などがネタとして使えそうです。
そのほか、季節の行事と家づくりを絡めたテーマも検討してみては?(こういった視点でのネタづくりは、カメレオン企画の得意分野でもあります)

資金ネタ

家づくりにかかるお金のこと、住宅ローンのこと、予算の決め方、補助金の情報、税金のことなど。
こういったお金の話は関心度も高いので、定期的に発信していきましょう。
家を建てるお客さまは“坪単価”や“予算オーバー”というキーワードに敏感ですから、「坪単価の考え方」や「予算オーバーしない家づくりの方法」などをテーマに記事を書いてもよいかもしれません。
このとき、実際に家を建てるときにかかる金額を想定した計算式などを載せておくと喜ばれますよ。
ただし、(この会社だったら安く建てられると思わせるため)極端に低い数字を使ったりせずに、できるだけ現実に近い数字を使うようにしてください。

土地探しネタ

土地から購入して家を建てる人が、資金(予算)と同じくらい重視するポイントが土地探しです。
上手な土地の選び方、選んではいけない土地、土地と耐震の考え方など、不動産会社では教えてくれない土地選びのポイントを、建築のプロの視点からアドバイスしてあげましょう。

家づくりノウハウ

家づくりのノウハウを伝える、よくあるコラムです。
インテリアのトレンドを紹介したり、家事効率のよい間取りやおしゃれな空間を演出するための工夫についてアドバイスをしたり。
冷暖房設備の選び方、外壁材や内装材の種類とメリット・デメリットについて伝える記事も多いですね。
ただのノウハウではなく、自社のカラーを交え、自社の事例を見せながら伝えましょう。

特集記事

おしゃれなニッチだけを集めて紹介する記事とか、個性的な照明だけを集めた記事。種類別にキッチンを紹介する記事や、玄関アプローチだけを集めた記事なんかも面白いですね。
いうなれば、部位別の施工事例です。
ただ写真を並べるのではなく、きちんと説明文も入れてください。できるだけ魅力的な言葉で表現することが、読む人の心を掴むポイントです。

コンセプト

家づくりについて思うこと、理念など、思うがままにつぶやいてください。堅苦しくない、エッセイのような自由な形式で綴っていくと、より読む人の心に響きます。
ほかのテーマは営業や設計のスタッフが担当し、コンセプトだけは社長にまかせるというのもよいですね。聞き書き(代筆)でもいいですよ。

どうしてもネタ出しが難しい場合は?

他社のブログを参考にするのも一案ですが、それでも難しい場合にはフリーのライターに外注するのもひとつの方法です。

多少費用はかかりますが、外注することで「ブログを書かなければ」という日々のストレスからも解放されるでしょう。

ただし、工務店ブログはただノウハウを並べただけの画一的な内容ではなく、自社のカラーを出すことが大切です。

そのためにも、本来であれば自社スタッフがブログを更新していくことが理想なのですが、外注する場合には月に一度は打ち合わせの時間を設けるなど、きちんと意思疎通していくことが大切です。
机上でリサーチしただけの記事では検索エンジンに評価されませんし、競合他社にも勝てませんから。

ブログのネタ探しで悩みの工務店さまへ

ブログのネタは、大まかなテーマを用意しておくことで捻出しやすくなります。
ノウハウや資金・土地探しネタを中心に、時事ネタや季節ネタを織り交ぜ、困ったときには特集記事やコンセプト記事を入れながら、ひとまず月4本で半年は続けてみてください。

カメレオン企画では、建築業界で設計・営業経験のあるディレクター監修のもと、ブログ記事の作成を代行しています。
だから、実体験から得た、家づくりを検討中のお客さまの悩みや疑問にフォーカスしたネタづくりが可能。
ブログのネタ探し、ブログの更新でお悩みの際には、ぜひカメレオン企画へご相談ください!